冷え性って、ただ「寒がり」なだけじゃない。鍼灸治療について

こんにちは
やざわです。

最近は少しあたたかくなりましたが気になる人も多い冷えについて治療の方針などをまとめていきます。
なにかの参考にしていただければと思います。

東洋医学では、体を温める力をまとめて「陽(よう)」と呼びます。
この“体を温めて巡らせる力”が弱くなったり、うまく末端まで届かなくなったりすると、手足やお腹、腰が冷えてきます。

冷え性は大きく分けると、

  • 温める力が足りない(エネルギー不足)
  • 巡りが悪くて温かさが届かない(滞り)
  • 外からの冷えが入り込んで抜けにくい(冷えの侵入)

このどれが中心かで、治療の組み立てが変わります。


鍼灸で冷え性に何をするの?

鍼灸の目的はシンプルに言うと次の3つです。

  1. 体の「温める力」を補う
  2. 血流や自律神経のバランスを整えて、巡りを良くする
  3. 冷えが入りやすい体の状態を改善して、冷えにくい体にする

そして実際の施術では、こんな手段を組み合わせます。

  • 体の深部の緊張をゆるめて血流を改善
  • 自律神経のバランスを整えて、手足の温度が上がりやすい状態へ
  • 「巡り」を邪魔しているポイントをほどく

※冷え性の鍼は、強い刺激でガンガンやるより、やさしく整える施術が合うことが多いです。

  • 冷え性では、灸がとても相性が良いケースが多いです
  • お腹、腰、足などを温めて、体の“芯の冷え”を改善
  • 体温調節力そのものを底上げするイメージ

※「熱いのが苦手」という方には、温度を調整したり、心地よい温灸を使ったりできます。


冷え性のタイプ別:あなたはどれに近い?

ここからが本題です。冷え性には「タイプ」があります。
当てはまるものが多いほど、そのタイプ傾向が強いかもしれません。


1)手足が冷たい・疲れやすい「エネルギー不足タイプ」

特徴

  • 手足が一年中冷たい
  • 疲れやすい、だるい
  • 朝が弱い
  • 風邪をひきやすい

考え方
体を温めて末端まで届ける“エネルギー”が足りない状態です。
「温める力を増やす」ことが優先になります。

鍼灸での治療

  • お腹・腰を中心に体の土台を整える
  • 足のツボで体力の底上げ
  • 灸でじっくり温めて、温まりやすい状態へ

2)お腹が冷える・下しやすい「胃腸弱りタイプ」

特徴

  • お腹が冷える(触ると冷たい)
  • 軟便・下痢気味
  • 食後に眠くなる
  • 甘いものが欲しくなる
  • むくみやすい

考え方
胃腸が弱ると、食べたものから元気を作りにくくなります。
その結果、体の“燃料”が足りず、冷えやすくなります。

鍼灸での治療

  • お腹のツボを中心に「胃腸の働き」を立て直す
  • 足のツボで消化吸収をサポート
  • お灸でお腹を温めて、冷えと下しやすさを改善

「冷たい飲み物を控えるだけでかなり変わる」人も、このタイプに多いです。


3)腰・足が冷える、夜トイレが近い「下半身の冷えタイプ」

特徴

  • 腰やお尻、足先が冷える
  • 寒い季節に特に悪化
  • 夜中にトイレで起きる
  • 朝方にお腹がゆるい
  • 体力が落ちた感じがある

考え方
体の“芯の火力”が落ちて、下半身が温まりにくいタイプです。
年齢とともに増えやすい傾向がありますが、若い方でも慢性疲労や睡眠不足が続くと出ます。

鍼灸での治療

  • 腰・下腹部を中心に温める
  • 足首まわりのツボで下半身の巡りを改善
  • お灸・温灸で「芯から温まる」施術を組む

「足だけ温めても追いつかない」人は、ここがポイントになりやすいです。


4)手足は冷たいのに顔はほてる「冷えのぼせタイプ」

特徴

  • 手足は冷たいのに、顔や上半身はほてる
  • のぼせ、肩こり、頭痛
  • イライラしやすい
  • 寝つきが悪い
  • 生理痛やPMSが重い(女性)

考え方
温める力が足りないというより、巡りのアンバランスが中心です。
上に熱がこもって、下に届かない。ストレスや緊張が関係することも多いです。

鍼灸での治療

  • 首肩の緊張をゆるめて「上の詰まり」を取る
  • 手足のツボで巡りを整え、上下バランスを戻す
  • その人により、灸は少なめ〜適量(熱がこもりやすい場合があるため)

「温めすぎると逆にのぼせる」人はこのタイプに多いです。


5)冷えると痛む・しびれる「冷えが入り込むタイプ」

特徴

  • 冷えると関節が痛む
  • 肩こりや腰痛が寒い日に悪化
  • しびれやこわばり
  • 風に当たると一気に冷える

考え方
外の冷えが体に入りやすく、抜けにくい状態。
“冷えを追い出す”+“入りにくくする”の両方が必要です。

鍼灸での治療

  • 痛む場所だけでなく、体表のバリア機能を整える
  • 冷えやすい経路(手足)を通していく
  • 灸や温灸で、冷えの芯を散らす

通院の目安はどれくらい?

冷え性は「体質」になっていることが多いので、1回で完了というより、

  • 最初は週1ペースで体を整える
  • 温まりやすさが出てきたら2週に1回
  • 体質改善が進んだら月1メンテ

という流れになることが多いです(症状や体力によって調整します)。


自分でできるセルフケア(効果が出やすい順)

  • お腹・腰を冷やさない(腹巻きは優秀)
  • 寝る前の足湯(10分でOK)
  • 冷たい飲み物を毎日続けない
  • 湯船に浸かる(短くてもOK)
  • 軽い運動(散歩で十分)

鍼灸と相性が良いのは、「温める」と「巡らせる」を毎日少しずつ続けることです。


まとめ:冷え性は“タイプに合わせた治療”が大事

冷え性は一つの原因だけで起きるとは限りません。
だからこそ鍼灸では、

  • 足りないものを補う
  • 詰まりをほどく
  • 芯から温まる体を作る

この3つを、その人のタイプに合わせて組み立ていきます。
なんとなく自分の冷え性のタイプはイメージついたでしょうか?

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